上の子が歩くか歩かないかのうちに下の子が新生児で生まれる年子や2歳差の兄弟姉妹。
大変なことは数々ありますが、まず困るのが移動手段の問題です。
近くのコンビニに行くのすら大仕事になるので、楽な移動手段を見つけるのが死活問題になります。
どのような移動手段があるのかとベビーカーを買い替える際のおすすめ商品をまとめました。
Contents
年子や2歳差の移動が大変な理由
年子や2歳差兄弟2人を抱えてどう移動するか。
小さい子を抱える妊娠中のママさんは想像するだけで大変、とわかってもらえるのではないでしょうか。
妊娠中でも大きなお腹を抱えて、お腹を守りながら上の子抱っこをしないといけないので大変ですもんね。
以前年子妊娠中の抱っこ紐をどうするかの記事もアップしました。
年子妊娠中の上の子抱っこはどうする?普段の過ごし方とおすすめ抱っこ紐&おんぶ紐10選
年子や2歳差兄弟の移動はお腹が出ている時とまた違った大変さがあります。
下の子が首が座らないときは前抱っこが必須
下の子が首が座らないうちは新生児も乗れるベビーカーか、新生児もOKの抱っこ紐に入れる必要があります。
前抱っこしたままベビーカーに上の子を乗せて移動になりますが、基本的にベビーカーに子どもを乗せたり下ろしたりする時、下の子は抱っこしたままになるので大変です。
素直に乗ってくれない時期だと本当大変なので、ワンオペだと慣れるまでつらいです。
上の子が歩いていない場合もある
妊娠が上の子の月齢早めだった場合、上の子がまだ歩いていない場合もあります。
歩いてくれないとベビーカーや抱っこ紐が必須になるので、どちらかの子どもはベビーカー、どちらかを抱っこ紐、という生活になります。
上の子は歩いてくれても長く歩けない&手を握ってくれない
1歳半を過ぎればほぼ上の子は移動手段が歩行メインになってきていますが、長い距離はまだまだ歩けません。
近所のコンビニくらいまでは行けますが、手を繋ぐのを嫌がってしまうことも多いです。
転んだら上の子を抱っこする必要がでてきますし、そうなると結局ベビーカーや抱っこ紐などが必要になってきます。
何度か近所のコンビニまで上の子は徒歩、下の子前抱っこで出かけたこともありますが、店内の品物を勝手に持ってしまうこともあり、かなり大変でした。(その商品は置き直すのも大変なので諦めて買いました)
移動する目的でなく、上の子の安全確保や勝手に動き回るのを阻止する避難先としてベビーカーが必要なシーンが多いです。
年子や2歳差兄弟の移動方法にはどんなものがある?
年子の移動は本当に大変ですが、抱っこ紐やおんぶ紐、ベビーカーを活用してなんとか乗り切る感じになります。
考えられる移動手段のメリットデメリットをまとめてみました。
基本的にはこれ 抱っこ紐+ベビーカー
下の子を抱っこ紐に入れて、上の子は前から使っているベビーカーに入れて移動します。
メリットとしては、抱っこ紐もベビーカーも基本的には上の子が使っていたものをそのまま使えるのでコストがかかりません。このパターンで移動しているパパママが一番多いのではないでしょうか。
デメリットは首の座っていない赤ちゃんの時期でも使える抱っこ紐が必要になりますし、逆に下の子が大きくなり重くなってくると長時間の移動が辛くなってくることもあります。
また、ベビーカーや抱っこ紐を上の子、下の子とも嫌がることもあり、下の子を抱っこしたままだとベビーカーの乗り降りをさせるのも結構大変です。
首が座ってからはエルゴのように腰部分をしっかりサポートしてくれ、重さに耐えられる抱っこ紐を選ぶと良いでしょう。
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上の子が歩くのが好きな場合 ヒップシート+ベビーカー
上の子が比較的しっかり歩けている場合で、近場のみであれば、ヒップシートとベビーカーでのお出かけもできます。
ベビーカーに下の子を乗せて、上の子は基本歩きで時々抱っこという形ですね。
メリットは荷物が少なくすみ、上の子をすぐに抱っこできるところです。
デメリットとしてはワンオペだとベビーカーを押しながら上の子と手を繋いだり、抱っこしなくてはいけないので、ある程度聞き分けの良いお子さんでないと難しいです。
子ども用ハーネスなどを使って安全確保が必須ですね。
ワンオペではなくパパママでお出かけする場合はパパにヒップシート、ママはベビーカーや場合によっては下の子抱っこ紐でも快適にお出かけできます。
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意外と便利 おんぶ紐+ベビーカー
いま外でおんぶをしている人はなかなか見かけませんが、機動性でいえば抱っこ紐よりおんぶ紐とベビーカーのほうが優れています。
下の子をおんぶ紐でおんぶして、ベビーカーに上の子を乗せて移動します。
メリットは上の子がぐずったりベビーカーを降りたがってもすぐに対応でき、乗り降りさせるのが楽な点です。抱っこ紐と比べて動きやすいので買い物などもスムーズにできます。
デメリットはおんぶ紐なので後ろで下の子の様子が見えにくいことと、後ろで誰かに何かされてもわからない点ですね。
このご時世なので、人混みに行く際におんぶ紐で出かけるのはおすすめできません。保育園などの送迎や公園などに行くときはおんぶ紐移動がおすすめです。
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既存のベビーカーに取り付け ベビーカー用ステップ&ボード
既存のベビーカーに取り付けができる後付けのベビーカー用のステップやボードも人気ですよね。
有名なベビーカーであればメーカーから専用品が出ているほか、汎用品もあるので、いろいろとみてみると良いでしょう。
ものによってはただのボードではなく簡単な椅子がついたものもあります。
メリットは既存のベビーカーをいかしてそのままつけられ、パパママの身体がフリーになることです。下の子はベビーカーに乗せて、上の子は基本的に歩いて移動になります。歩き疲れたらボードに乗せたり、椅子に座らせたりで休憩させることができます。
デメリットは自分のベビーカーにしっかり取り付けられるものを選ぶ必要があること。椅子つきのものでなければ上の子は疲れても基本立ちっぱなしになること。ワンオペだと上の子を歩かせて下の子ベビーカーで安全確保はなかなか大変なので、子ども用ハーネスなどが必須になることでしょうか。
あくまでもボードやステップは補助的に使うものなので、ある程度上の子が聞き分けがきき、基本移動が歩きになった段階でないと使いにくいかもしれません。
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子供の快適性は一番 双子用ベビーカー
二人乗りのベビーカーに乗せるという選択肢もあります。2人ともベビーカーに乗せられるので歩きで疲れた上の子がベビーカーを羨ましく思って喧嘩をするということもなくなりますね。
メリットは2人ともベビーカーなので不公平感がない。パパママも身体への負担がなくなり楽になる。疲れて2人とも寝てしまっても大丈夫などがあります。
デメリットは二人乗りのベビーカーはやはり大きくて重いということです。
横型のベビーカーだと幅を取るので改札やレジが通れない箇所があったり、縦型だと狭いお店の中では方向転換が難しかったりということもあります。
年が同じの双子であればベビーカーが必要な年齢や卒業する年齢も大体同じですが、年子だと上の子はたまにしかベビーカーに乗らずほとんど歩いていて片方はいつも空席、という可能性も考えられるのが悩ましいですね。
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立ち乗りも座ってもOK 兄弟姉妹用二人乗りベビーカー
どの方法も一長一短あって悩む年子の移動手段の最適解!と思ったのがこちらの兄弟姉妹用にできている二人乗りベビーカーです。
双子用ベビーカーと異なり縦型で後ろに上の子用の簡易的な椅子と立ち乗りできるボードがついているタイプになります。
ちょうど縦型双子用ベビーカーとベビーカー用ステップの間をとったような商品で、いくつかのブランドから発売されています。
メリットは上の子も下の子も座って移動でき、かつ、双子用ベビーカーほどスペースを取らないことです。
デメリットは普通のベビーカーよりも少し縦に長めなのでやや方向転換がしにくいこと、子供が背中合わせに乗るので2人乗せてリクライニングはできないこと、普通のベビーカーよりも重めなことが挙げられます。
ただ、ボードなどと異なり上の子が疲れてもしっかり座るスペースが確保でき、親の身体の負担にもならず、そこまで嵩張らないので普段使いもしやすいというのは大きなメリットだと思います。
我が家はこのベビーカーに乗せつつ、ヒップシートや下の子抱っこ紐などを持ち歩いてどんな状況でも比較的対応できるようになりました。
年子や2歳差兄弟に必須!? 兄弟姉妹用二人乗りベビーカーおすすめ10選
一般的なベビーカーや二人乗りベビーカーと異なり兄弟用ベビーカーはニッチでなかなか店頭でも見かけません。
おすすめできる兄弟用の二人乗りベビーカーを集めました。
カトージ 二人でゴー
兄弟姉妹でのお出かけを想定し作られているカトージの二人でゴー。
この充実した内容でこの価格?と最初見たときは驚きました。ベビーカー用ステップも結構価格の張るものもあるのですがそれなら少し足してこちらに買い替えるのもアリだなと思える価格です。
前席は4ヶ月〜20kgまで、後席は2歳半〜20kgまで使えます。前席はリクライニングできお昼寝しても大丈夫で、安全性の高い5点ベルトを採用。後ろは立っても座っても使える2way仕様で、3点ベルトなので乗り降りが楽々です。
二人乗りでも自動改札の幅も通り抜けられるので、コンビニやスーパーの店内の通路も大丈夫そうです。
折りたたみ時に自立しないのがネックですが、長く使えてリーズナブルなコスパ最強の兄弟用ベビーカーです。
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カトージ ベビーカー2-Seater
二人でゴーの次の選択肢としてあげられるのがカトージの2seaterです。
二人でゴーと異なる点が自立できることと、二人でゴーが10.1kgに対して2seaterは8.3kgと軽いこと、全体的にコンパクトで、前席は6ヶ月〜36ヶ月、後席は12ヶ月〜36ヶ月と使える期間がやや短くなります。
軽量、コンパクトで自立できるので玄関が狭かったり、置き場所が限られている方、後ろが12ヶ月〜なので早くから兄弟用二人乗りベビーカーを使いたい方にはこちらがおすすめです。
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Graco RoomFor2 Gotham(グレコ ルームフォーツー ゴッサム)
アメリカ生まれの世界的な育児用品ブランドGraco。チャイルドシートやベビーカーをよく目にしますよね。
Gracoからも二人乗りの兄弟用ベビーカーが発売されています。
前の席は7ヶ月ごろから22.7kgまで、後ろの席は2歳半〜22.7kgまで、両方とも114.3cmまでの子どもが乗せられます。
後ろは立っても座っても乗れる2way仕様で、ハンドル部分にはペアレントトレイがついており、パパママの飲み物やスマホなどが乗せられます。
12.2kgとやや重めですが、片手で折りたたみができ、下に特大サイズのバスケットが付いているので荷物の多い2人育児には頼もしいベビーカーです。
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日本育児Baby Trend Sit N Stand Double(ベビートレンドシットアンド スタンド ダブル)
ベビーゲートやチャイルドシートでお馴染みの日本育児が輸入販売元のBabyTrendからも兄弟向け二人乗りベビーカーが発売されています。
シットアンドスタンドダブルは従来の縦型の2人乗りベビーカーとしてつかえるほか、後ろの座席を取り外すと前の子と背中合わせに座れる後ろ席として使え、さらに立って乗ることもできます。
前席、後席、ハンドル部分の3箇所にトレイ付きでそれぞれのドリンクを置くことができるのも便利ですね。
簡単に折り畳みができ、自立するので置き場にも困りません。
前後席は生後6カ月から4才頃(18kg)まで、立席は2歳半から4歳頃(18kg)までになっています。重量が15kgと重めなのが気になりますが普通の二人乗りベビーカーとして使えるのでかなり月齢早めから使えるのはポイントが高いですね。
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Chicco BRAVO for 2(キッコ ブラボー フォーツー)
イタリア生まれのおしゃれなベビーブランド、キッコの兄弟用二人乗りベビーカーはぱっと見一人乗りのベビーカーと見間違えるくらい縦にコンパクトなのが魅力的です。
このタイプでは珍しく、チャイルドシートのトラベルシステムを使うと前席は新生児から使えます。
軽量で丈夫なアルミフレームがしっかりして見えてサスペンション付きタイヤはでこぼこな道でもスムーズです。3つ折にコンパクトに折れて自立も可能。前席とハンドル部分にカップホルダーもついています。
フロントシートは6ヶ月〜後席は2歳半から使用できます。重さは12kgで色も選べ、全体的にバランスが良いのでお値段は少し張りますが予算が許せば是非お勧めしたいベビーカーです。
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HAUCK FREERIDER(ハウク フリーライダー)
ドイツでベビーカーといえばHAUCKと言えるくらい有名なブランド、HAUCKの二人乗りに変形できるベビーカーです。
二人乗りベビーカーとしては珍しい3輪タイプで、後ろ席の子の足が前席の下に入り込むような形になっているのでかなり縦にコンパクトです。2人乗りベビーカーで気になる縦に長すぎるが故の方向転換のしにくさや邪魔になる感じを見事に解消してくれています。
ステップで立って乗るということはできず、二人乗りとして使用すると荷物スペースがなくなるのが気になりますが、逆に上の子がベビーカー不要なくらい大きくなったらスマートな1人乗りベビーカーとして使えるようになるのはメリットです。
別売りの新生児用コットを使用すれば前席は新生児から使えて15kgまで乗ることができます。
3輪のおしゃれな二人乗りベビーカーをお探しの方にはぴったりです。
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JOOVY Caboose Ultralight (ジュービー カブース ウルトラライト
アメリカ生まれの育児用品ブランドJOOVYのCaboose Ultralightは直線的なフォルムとカラフルなボディカラーが印象的な二人乗りベビーカーです。
ただでさえ数の少ない兄弟用二人乗りベビーカーの中でこれだけカラフルなカラーバリエーションを持っているのはなかなか珍しいですね。
前席は3ヶ月〜20kgまで、後席は2歳半〜20kgまで対応しており、別売りのリアシートを使用すると後部座席でも2歳半以下の子が乗れるようになります。また、前席はカーシートアダプターを使えば別売りのカーシートを付けて新生児の子も乗せることができますよ。
前席とハンドル部分にはドリンクホルダーと小さな物入れもついていて便利です。
重量が10.5kgと兄弟用二人乗りベビーカーの中では軽めなのも良いですね。
おしゃれで他の人と違った二人乗りベビーカーをお探しの人におすすめです。
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mountain buggy plus one(マウンテンバギー プラスワン)
mountain buggyはニュージーランド生まれのベビーカーブランドです。
ニュージーランドのオフロードでもしっかり走れるベビーカーが欲しいという思いから創業され、オフロード設計でシティデザインのベビーカーを数々発売しています。
mountain buggy プラスワンは操作性の良い3輪ベビーカーで、1人乗りから新生児+幼児の二人乗り、幼児二人の二人乗りに対応した成長に合わせて使えるベビーカーです。
チャイルドシートとの組み合わせで新生児対応できるものはいくつかありますが、二人乗りベビーカー単体で新生児に対応しているものはなかなかないので素晴らしいですね。
3輪二人乗りベビーカーの似たタイプにHAUCK FREERIDERがありますが、こちらは二人乗せても荷物入れが犠牲にならないのが良いです。
新生児から25kgまで使えますが、幼児の二人乗りの場合は各20kgまでが限度になっています。上の子が乗れなくなったら1人用ベビーカーとして使うというのもアリですね。
価格が高いのはネックですが、長く乗れる頑丈で安定性のあるベビーカーなのでおすすめです。
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カトージ Vidiamo limo(ヴィディアモ リモ)
カトージが販売代理店をしているフランスのブランドvidiamoで生まれたlimo。
ベビーカーにつける二人乗り用のバギーボードが使いづらく、どうしたら快適に兄弟でお出かけができるかを考えたママたちによって作られたものです。
業界初のフレームが伸びる独特なベビーカーで、1人乗りのベビーカーのシートを伸ばし、座席を立てることで二人乗りに変身します。
後席は新生児から15kg、12ヶ月から15kgまで使えるという、生まれたばかりの新生児にも対応しているのが嬉しいポイントです。
よくある兄弟用ベビーカーと異なり、背中合わせではないので下の子用にリクライニングすると上の子が座れない、上の子がのけぞると下の子が後ろから押されたようになるといったトラブルがないのもよいですね。
コンパクトにもたためて自立もしますし、改札も通れる幅で設計されています。
前席を使わないときは足を伸ばして乗せることもできたり、逆に後ろだけ使わず荷物を置くスペースとして使うこともできます。
二人乗りにすると全長が長くなるので方向転換など狭いスーパーやコンビニなどではやや使いづらそうです。
それでも唯一無二の仕様はかなり魅力的なので、二人乗りベビーカーの手元や足元のもたつきが気になる、新生児をすぐに乗せて二人乗りで使いたいという方にはおすすめのベビーカーです。
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日本育児 kinderwagon DUO CITY HOPII(キンダーワゴン デュオシティ ホップ2)
kinderwagon DUOシティ HOPⅡは二人乗りベビーカーにも関わらず縦にコンパクトで小回りのきく設計になっています。
そのコンパクトさは1人乗りベビーカー並みで改札も通りやすい横幅52cm、車長訳92cmです。後席がかなり高めについているので後ろの席のお子さんが景色が見れずぐずるといったこともありません。
前後シート共にリクライニングできるので疲れて眠ってしまった時にも安心です。
シートが前後にぎゅっと詰まった形になっていますがきちんと荷物受けのバスケットもついていて幌も後席の子の視界を遮らない設計です。
重さも10kgと二人乗りベビーカーの中では軽めで、後席は3ヶ月から3歳頃、前席は6ヶ月から3歳頃まで使えます。
スーパーやコンビニで気後れせずに使えるサイズが嬉しい、兄弟用として使いやすいベビーカーです。
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兄弟用の二人乗りベビーカーで移動を快適にしよう
調べてみると兄弟用のシットアンドスタンド型のベビーカー以外にも兄弟で使いやすい縦型の二人乗りベビーカーがありました。
子ども1人でもA型ベビーカーからB型ベビーカーに買い替えはありますし、そう考えるとセカンドベビーカーで年子・2歳差兄弟なら兄弟で乗れる二人乗りベビーカーにするのはアリですよね!
毎日のことだからなるべくストレスなく快適に過ごせるよう、兄弟用二人乗りベビーカーの導入でお出かけを楽に、みんなで楽しくしましょう!
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